2022年6月5日日曜日

神社余談ー(No.32)佐軍神社(おしゃもじさま)

大きな神社を訪れると境内に(敷地内に)、時々あまり聞かない名前の神社に遭遇することがあります。

加茂神社の一角に佐軍神社が鎮座しています。この神社はもとは稲荷の森(今はいなりのもりパーク付近か?)という場所にあり、ここから移ったそうです。名前が珍しいので全国の神社を調べてみたら同じ名前の神社は殆どなく、春日大社の末社👈👈👈としてありました。祭神は布津之霊大神(布都御魂の大神)で奈良県天理市にある石上神宮(いそのかみじんぐう)と同じ祭神(悪縁を絶ち平穏をお守りくださる神様)です。

上新田村の氏神様で、「H12年さんわ会25周年記念誌」によりますと、文政3年(1820年)鴨宮字稲荷森875番地に鎮座されていたが、1950年に加茂神社境内に遷座されたと伝えられている。

いなりのもりパーク
(小田原市鴨宮837)

加茂神社境内にある佐軍神社
(鴨宮708)

佐軍神の銘

小田原の史跡川東版(H14年p76)には、1820年「捨具神」を造立し稲荷の森に安置したとあります。「捨具神」から「佐軍神」となったようです(諸説があるようです)。女児が一歳になるとおしゃもじを納めたとのことです。
おしゃもじの奉納については、同様に、高田の若宮八幡神社の裏手に「社宮神・おしゃもっさん」があります。こちらでは、中に納められているおしゃもじで患部をなぜて、治癒したら新しいおしゃもじを奉納します。神社余談(2022/04/03 No.30 )に記事があります。

社殿内のお像にはおしゃもじらしきものを両手にもっているようにも見えます。






















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