祭 神:弟橘姫命
由 来:大和武尊が東征のみぎり三浦の走水から船で房州に渡る際、海が荒れたため、弟橘
姫が龍神の怒りを静めるために入水した。姫の袖の一部が前羽の海岸に漂着したも
のを祀ったという。もうひとつ別の伝承がある。弟橘姫は前川の生まれで、日本武
尊に連行され入水させられた。遺体が梅沢に漂着し、それが二宮の吾妻山と吾妻神
神社社になり、前川では片袖を貰い受けて祀った、というものである。
境 内:国府津駅北側の丘陵斜面みかん畑のある小高い所にある。曽我方面から国府津・前
川に通ずる広域農道脇の斜面を登ると、こじんまりした場所に石鳥居、石碑の由緒
書き、灯篭、 狛犬、小祠がある。管理も行き届いている。
行 事:例祭は7月の第2土曜日。海の安泰を祈願する。神輿や山車は出ない。氏子地区境
界には提灯が掲げられる。氏子は西地区有志である。
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